機械検査 実技学科 問題10
機械検査で出てきそうな問題を作りました。
図はWindowsのペイントを使って手作りなので見にくい部分もありますが、解答はできます。
ぜひチャレンジしてください!!!
問題
上図に示す穴の直径Qを下表の測定器及び補助具一覧表に示すものを使用し測定する場合、段取り方法、段取り図、直径Qの計算式を求めてください。
測定器及び補助具一覧表
品名 | 寸法または規格 | 数量 |
ブロックゲージ | 制限なし | |
スタンド付きてこ式ダイヤルゲージ | 目量0.01mm | 1式 |
鋼球 | 直径約25mm | 2個(同一寸法) |
精密定盤 | 1個 |
解答
段取り方法
1.精密定盤上にA面を下にして置く。
2.鋼球の外径をスタンド付きてこ式ダイヤルゲージとブロックゲージで測定し、Dとする。
3.2個の鋼球を穴Qに図のように入れ、上側の鋼球最上端までの高さをスタンド付きてこ式ダイヤルゲージとブロックゲージで測定し、Hとする。
段取り図
計算方法
△O1O2Pにおいて
\(O1O2=D \)・・・1
\(O1P=H-D\)・・・2
\(O1O2^2=O1P^2+O2P^2\) \(O2P^2=O1O2^2-O1P1^2\) \(O2P=\sqrt{O1O2^2-O1P^2}\)1と2を代入する
\(O2P=\sqrt{D^2-(H-D)^2}\)となるので穴Qは
\(Q=D+\sqrt{D^2-(H-D)^2}\)・・・答え
他にも問題作りました。
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