QC検定に出る QC7つ道具のヒストグラムの種類と特徴を解説
QC7つ道具の1つであるヒストグラムの特徴の解説をしています。
QC7つ道具の種類について知りたい方はこちらを選んでみてください!
ヒストグラムとは
縦軸に度数、横軸に階級をとった統計グラフの一種で、データの分布状況を視覚的に認識するため用いられています。
別名、柱状図、柱状グラフ、度数分布ともいわれています。
ヒストグラムの形状と解説
一般型
形状
解説
安定した工程から得られたデータのヒストグラムは中央が高く、左右に裾(すそ)を引いた山型になります。
離れ小島型
形状
解説
工程の異常や異なるサンプルの混入、または測定ミスなどによる飛び離れたデータがあると離れ小島型になりやすいです。
このような型になったときは、離れ小島の原因を調べ、処置を取ります。
歯抜け型
形状
解説
区間の幅を測定単位に整数倍ににしないとこの型がよく現れます。
測定時に目盛の読み方が偏ると発生することがあります。
ふた山型
形状
解説
山が2つある型で、平均の異なる2組のデータが混ざっていることが想定されます。
このような場合は、データを層別してヒストグラムを作り直す処置を取りましょう。
絶壁型
形状
解説
不適合品を除去した場合のデータのヒストグラムによく見られる型です。
また、ある値以下とならないような制御加工を行った場合にも現れる型です。
すそ引き型
形状
解説
別称ひずみ型。ある特殊な条件下のデータの場合にすそ引き型が現れる事が多いです。
例えば工程の状態が急激に変化する場合はすそ引き型になることがあります。
高原型
形状
解説
中央付近のいくつかの区間で度数にあまり差がなく、平坦な高原状態になる型です。
例えば複数の機械でそれぞれ平均が異なっているデータが混在している場合などに現れる型です。層別してデータを分けましょう。
確認問題
QC7つ道具のヒストグラムを身につけるように問題を作りました!
こんな感じに作ったので下のスタートを押して問題を解いてみてください。
チャレンジしてみてください!
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